外壁のひび割れ(クラック)は放置で大丈夫?発生する原因とメンテナンス方法
投稿日:2023年6月30日 更新日:2023年6月30日
目次
ふと外壁を見たらひび割れていた……
こんな体験をしたことはありませんか?
建築用語ではひび割れのことをクラックと呼んでいます。
外壁がひび割れていて大丈夫なのか……?
強度的に問題がないのか……?
ひび割れている外壁を見るとこんな不安がよぎりますよね?
クラックにも損傷の程度があり、緊急度や補修方法など状況が変わってきます。
早めに修理が必要なケースもありますので、手遅れになってしまわないように、ぜひ今回ご紹介する内容を押さえて、お住まいのメンテナンス管理にお役立てください。
本日はクラックとはなにか、クラックが発生してしまう原因、クラックの補修方法などをお伝えしていきたいと思います!
【クラックとは?構造クラックとヘアークラックの違い】
クラックは損傷の程度で分類されており、「構造クラック」と「ヘアークラック」の2種類があります。
損傷が大きいのを「構造クラック」、損傷が小さいのを「ヘアークラック」となっており、その損傷の範囲は以下のとおりです。
・構造クラック:幅0.3mmを超えるヒビ、深さ4mmを超えるヒビ
・ヘアークラック:幅0.3mm以下のヒビ、深さ4mm以下のヒビ
クラックは上記のヒビの大きさで分けられ、より深刻な状態なのが「構造クラック」です。
「構造クラック」は外壁内部にまでヒビが及び、耐震性に影響している状態です。
構造部が損傷しているため、緊急性が高く、早めの修理が求められます。
つづいて「ヘアークラック」ですが、こちらはヒビが小さいため、強度が落ちるほどではなく、緊急性は低いです。補修もプライマーやシーリングなどで簡単に補修できます。
軽微な損傷とはいえ、ヘアークラックは構造クラックに発展する過程上にある症状です。
長期間放っておけば、いずれ構造クラックにまで被害を広げてしまいますので、補修のタイミングは逃さないようにしましょう。
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。
【クラックが発生してしまう原因】
クラックが発生してしまう原因は以下のことが考えられます。
・経年劣化
・施工不良
・外的な衝撃
・地震
・不同沈下
上記の劣化症状で早い段階でクラックが現れるのは「施工不良」です。
塗料の配合ミス、硬化不良、外壁下地材の施工ミスなど施工上の問題が原因としているため、想定されている耐用年数よりも早い時期にクラックが発生したら施工不良を疑いましょう。
構造クラックが発生する原因は多岐にわたり、劣化が進むことによって発生、車や強風などの外的な衝撃を受けることで発生、地震や不同沈下でクラックが発生などがあるでしょう。
ヘアークラックが発生する原因は主に「塗膜の経年劣化」と「施工上の問題」が考えられます。
塗膜は太陽の紫外線や風雨などで劣化してきます。
塗膜の劣化過程は「色褪せ→チョーキング→クラック→剥がれ」で進むため、チョーキングまで症状がでていましたら、次はヘアークラックに用心しなければいけません。
【クラックが発生していたら放置しないで専門業者に見てもらいましょう!】
建物の強度に関わるから構造クラックにだけ気をつけていればいいというわけにはいきません。
ヘアークラックも長期間放っておけば、いずれ構造クラックにまで発展してしまいます。
また、クラックは上記で挙げた目安だけで判断できるものではありません。
クラックは打診棒で壁を叩いて内部まで被害が及んでいるか診断します。
クラックが内部まで及んでいると、打診棒で叩いたときに鈍い音が響きます。
目視だとクラックが小さく見えても、実は外壁深くまでクラックを起こしていたなんてこともありえますので、クラックが確認できましたら、損傷の程度を問わず、一度専門業者に状態を見てもらうことをおすすめします。
W-Winは無料で建物診断を実施しておりますので、お住まいのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
【クラックを補修する方法】
クラックは「構造クラック」と「ヘアークラック」で補修方法が違います。
まだ損傷が軽いヘアークラックの段階なら補修も簡単ですので、被害が大きくならないうちに対処することが大事です。
それでは以下に各クラックの補修方法をお伝えします。
【ヘアークラックの補修方法】
ヘアークラックは塗装で補修できます。
シーリングで補修も可能ですが、ヘアークラックなら塗装も一緒に行うことが多いですので、プライマーやフィラー、弾性塗料などを塗布してクラックを埋めます。
弾性塗料とはゴムのように伸び縮みする柔軟性を持つ塗膜を作る塗料です。
この弾性の性質により、建物の動きに追従してクラックを起きにくくしています。
【構造クラックの補修方法】
構造クラックは外壁をカットして補修します。
外壁をカットする補修方法をUカットまたはVカットと呼びます(カットする形状で呼び方が変わります)。
構造クラックの場合、ヒビが内部まで広がっているため、表面だけ直しても意味がありません。
外壁はディスクサンダーでカットします。
外壁をカットすると粉塵が舞いますので、周囲に広がらないように飛散防止することが大切です。
外壁をカットした後はシーリングを充填してクラックを埋めます。
モルタル外壁のクラックは、シーリングを充填した後にモルタルを塗って外壁を平滑に仕上げます。
クラックについてはこちらの「下地調整の重要なポイント2 ひび割れ、クラック補修(外壁)」をもご参考にしてください。
【まとめ】
ここまでクラックについてご説明させていただきました。
まずクラックは「構造クラック」と「ヘアークラック」があることをぜひ押さえておいてください。
「構造クラック」は耐震性を低下させる恐れがありますので、緊急が高く、見つけ次第早めに対処しましょう。
また、「ヘアークラック」でも方っておいて良いものではありません。
長期間そのままにしておけば、その分だけ被害を広げて、いずれ構造クラックに発展してしまいます。
また、水が内部に入り込みやすくなりますので、正常な塗膜を浮かしたり、最悪は雨漏りを引き起こす可能性もあります。
クラックは目視だけで判断できるものではありませんので、クラックが確認できたら、一度専門業者に状態をお見せください!
建物のチェックはしていますか?
定期的に診断することで問題を早期に発見して、建物が傷んでしまう前に対処できます。
建物診断の大切さについてはこちらの「【0円点検・無料見積もり】そろそろ建物の状態をチェックしてみませんか?」でお伝えしております。良ければこちらもご覧ください。
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