塗装で大事な下地処理を外壁ごとにご紹介!
投稿日:2025年3月22日
塗装を行う上で重要となるのが下地処理です。下地処理とは塗装する面を整える工程のこと。
ここで行う作業は「高圧洗浄」や「ケレン」「コーキング処理」「補修」などがあります。
塗装は下地処理を適切に行うことで長持ちします。
下地処理が重要といっても外壁ごとに行うことが異なります。
そこで本記事では各外壁で行う下地処理について詳しく解説いたします。
下地処理は塗装の基本!!
例えば汚れたところにテープを貼ってもすぐに剥がれてしまいますよね?これは塗装にも言えることです。
年数が経てばこれまでの汚れが蓄積し、傷や塗膜の劣化で塗装が付きにくい状態になっています。
下地処理はこのような塗装する面が荒れた状態を整えて塗装しやすくします。
下地とは塗装する面のこといい、それを整える(=処理)ということで、この工程を下地処理と呼んでいます。
下地処理についてはこちらの「外壁塗装で絶対に見落とせない下地処理」もご一緒にご覧ください。
各外壁材で行う下地処理
下地処理は塗装する素材や箇所、状態によって行うことが変わり、柔軟に対応しなければなりません。
ここでは下地処理を塗装箇所ごとにご紹介します。
窯業系サイディング外壁
窯業系サイディングはセメントと繊維質を混ぜ合わせてつくるボード型の外壁材です。
現在では住宅の外壁材として最もよく使われています。
窯業系サイディング外壁で行う下地処理 |
・高圧洗浄 ・目地コーキングの打ち替え ・建具まわりのコーキング打ち直し(増し打ち工法) ・部材の継ぎ目や取り合い部のコーキング打ち ・外壁補修(打痕や抉れがある場合) ・外壁部分張り替え(損傷が大きい場合) |
コーキングはどの外壁材にも使用されていますが、窯業系サイディングでは目地にあるコーキングも打ち替える必要があります。
窯業系サイディングは干渉を防ぐために目地を設け、そこにコーキングを充填しています。
外壁材の損傷防止や防水性を保つために大事なため、外壁塗装とご一緒に行いください。
外壁に損傷がある場合は補修を行います。もし損傷が大きい場合は部分的に張り替えることも可能ですが、モルタル外壁のような柔軟性はなく、補修後の納まり(見栄えや雨仕舞いなど)を考える必要があります。
目地コーキングの打ち替えについてはこちらの「サイディングやALCにある外壁目地とは?役割やメンテナンスの重要性を解説」をご覧ください。
金属系サイディング外壁
金属サイディングは昔から使われている「トタン」と現在主流の「ガルバリウム鋼板」があります。
ガルバリウム鋼板は基本的に塗装不要なため、ここではトタンを中心にお伝えします。
金属系サイディング(トタン)で行う下地処理 |
・高圧洗浄 ・ケレン(錆びている場合) ・建具まわりのコーキング打ち直し(増し打ち工法) ・部材の継ぎ目や取り合い部などのコーキング打ち ・外壁部分張り替え(損傷が大きい場合) |
トタンは経年劣化で錆を発生させます。錆びたところに塗装しても付着力が悪くなるため、広い範囲で錆が発生している場合はケレンを行ない、できるかぎり錆を除去します。
トタンは部分的に張り替えることが比較的に容易です。穴が開いていたり、朽ちてボロボロになっていたりと症状が深刻な場合は外壁を張り替えてしまうこともご検討ください。
モルタル外壁
モルタル外壁はよく知られる外壁材。昔から住宅の外壁材や土間など様々なところで使われています。
モルタルは「セメント+砂+水」を混ぜ合わせてつくる外壁材です。
モルタル外壁で行う下地処理 |
・高圧洗浄 ・ケレン(凹凸が激しい場合) ・建具まわりのコーキング打ち直し(増し打ち工法) ・部材の継ぎ目や取り合い部のコーキング打ち ・クラック補修 ・外壁モルタル補修(剥離がある場合) ・外壁パターン付け(外壁模様が欠損する場合) |
モルタル外壁で注意したいのがクラックです。クラックがあると耐震性に悪い影響を与えてしまいます。もしクラックが発生している場合は塗装前に補修が必要です。モルタル外壁は部分的な補修が可能でして、窯業系サイディングと違って補修後に外壁全体を塗装すれば見栄えに違和感なく仕上げられます。模様が欠損した場合は、吹き付け塗装やマスチックローラーなどでパターン付けできます。
凹凸が激しい場合は塗装の密着性が悪くなるため、ケレンを行なって全体を平滑にする処理が必要です。通常、下地への密着性を高めるのはシーラーなどの下塗り剤を用いますが、凹凸のあるモルタル外壁に関してはケレンが必要です。広範囲なところを手作業で行うため下地処理にかかる費用が高くなり、工期も長くなります。
クラックについてはこちらの「外壁のひび割れ(クラック)は放置で大丈夫?発生する原因とメンテナンス方法」をご覧ください。
外壁は下塗りも非常に重要です!
ここまで塗装で大事な下地処理を外壁ごとにご紹介してきました。外壁では下地処理と一緒に下塗りも非常に重要な役割を担っています。下地処理が完璧ならすべて大丈夫というわけにはいきませんので、下地処理と一緒に下塗りについても意識しておきましょう。
下塗りについてはこちらの「外壁塗装の下塗りと上塗りはどう違うの?下塗りの重要性とは?」で詳しく解説しております。良ければこちらもご一緒にご覧ください!
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