スレート屋根の塗装は縁切りがあるか見積もりをよくチェック!

投稿日:2022年10月31日  更新日:2023年5月26日

スレートは多くの戸建て住宅の屋根に採用されています。外壁と同様にスレートも塗り替えが必要になってきますので、いつかは塗装工事の準備をしなければいけません。

 

ここで注意しておきたいのが「縁切り」という工程です。

 

スレートの屋根は「縁切り」という作業を行わないと問題を起こしてしまう恐れがあります。屋根は私たちの生活を守る大事な構造体です。

 

もし、雨漏りでも起こしてしまったら、普段快適に過ごせている生活もおくれなくなってしまいますから、屋根塗装を行うときは正しく施工してもらうようにしないといけません。

 

今回はスレート屋根に重要な「縁切り」について解説いたします。

 

【スレート屋根の塗装に縁切りが必要な理由】

スレート屋根の塗装は縁切りがあるか見積もりをよくチェック!

どうしてスレート屋根は縁切りが必要なのか疑問に感じますよね。縁切りが必要な理由を理解するには、まず屋根の構造を知ることが大切です。それでは早速屋根の構造を見ていきましょう!

 

【屋根の構造】

スレート屋根の塗装は縁切りがあるか見積もりをよくチェック!

屋根の構造は「野地板」「ルーフィング」「屋根材」の3層構造になっています。(追加で断熱パネルを設けている屋根もあります)

 

1層目:野地板

2層目:ルーフィング

3層目:屋根材

 

屋根の防水を担っているのがルーフィングです。どんなに屋根材が新しくてもルーフィングが古いと水が染み込んできてしまいますので、寿命がきていたら葺き替えかカバー工事が必要になります。

 

葺き替えとカバー工事については下のページをご覧ください。

 

「屋根葺き替え」

 

「屋根カバー工法(重ね葺き工事)」

 

屋根材は野地板とその下にある垂木を下地に釘を打って張ってありますが、釘を打っているところは屋根材が重なるところだけで、それ以外に固定しているものはありません。隙間なく屋根材を張っているように見えますが、ただ重ねているだけで隙間があります。

 

実はその隙間がとても大事な役割を担っています。

 

前述したように屋根の防水はルーフィングが担っていますので、屋根材の下に水が入っても問題ありません。むしろ密閉してしまうと問題が起きてしまいます。

 

もし、屋根材が隙間なく張ってあり、密閉されていると水の抜け口がなくなり、通気も取れなくなります。

 

屋根材の下に水が溜まってしまうとどうなるか簡単に想像できますよね。

 

水が溜まりつづければルーフィングの劣化は早まり、やがて水が染み込むようになって雨漏りしてしまいます。雨漏りすれば野地板や垂木などの木材も腐食させてしまうため修理も大掛かりです

 

スレートは経年劣化すると塗装が剥がれて色褪せてきます。10年ほどを目安に塗装が必要になりますが、このときに縁切りが行われていないと屋根が密閉され雨漏りを引き起こしてしまいます。それではこの屋根の構造を踏まえて縁切りの目的についてご説明します。

 

【縁切りは水が溜まってしまうのを防いでいる!】

スレート屋根の塗装は縁切りがあるか見積もりをよくチェック!

前述したように屋根が重なっているところは隙間があり、水の抜け口となっています。この隙間が塞がれてしまえば水が抜けなくなり、雨漏りしてしまうでしょう。

 

新築時は問題ありませんが、屋根塗装を行うときは、施工を間違えてしまうと屋根を密閉することになってしまいます。それを防ぐのが縁切りです。

 

スレート屋根は隙間がわずかにしかありませんので、塗装をすると塗膜で屋根材同士がくっついてしまい、密閉されてしまいます。

 

この状態では先ほどお伝えしたように水が抜けなくなってしまうため、水が外に抜けるように塗膜に切り込みを入れて隙間をつくる縁切りという作業を行います。

 

スレート屋根の塗装では縁切りがとても重要となってきますので、これから屋根塗装をされる方は縁切りがちゃんとされているか確かめておきましょう。

 

【縁切り不要な屋根もある】

スレート屋根の塗装は縁切りがあるか見積もりをよくチェック!

縁切りは屋根を守るために重要な工程です。ほとんどのスレート屋根には、塗装をするときに縁切りが必要になるでしょう。

 

しかし、すべての屋根に縁切りが必要というわけではありません。屋根の中には縁切りが不要な場合もあります。

 

それではどんな屋根なら縁切りをしなくていいのか見てみましょう。

 

【縁切りが不要な屋根】

・急勾配屋根 ※傾斜がきつい屋根のこと

・スレートが反っていて隙間が大きい

 

勾配とは屋根の傾斜のことで、一般的に6寸勾配以上を急勾配屋根と呼んでいます。勾配がきつければ、その分水が下に流れていきやすいため縁切りをしなくても大丈夫でしょう。

 

また、経年劣化でスレートが反ってしまい4mm以上の隙間が隙間があいている場合も縁切りをする必要はありません。このくらいの隙間があいているなら塗膜がくっついて密閉されてしまう心配もないでしょう。

 

上記の屋根は縁切りをする必要はありません。しかし、縁切りが必要か、不要かは、実際に屋根を見てから判断しなければいけませんので、屋根塗装をする際は必ず屋根点検の実施をおすすめします。

 

W-Winは無料で建物診断を実施しております。屋根塗装をお考えの方はお気軽にご相談ください。

 

無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

【縁切りがされていない屋根は雨漏りの危険が!手抜きを防ぐ対策!】

スレート屋根の塗装は縁切りがあるか見積もりをよくチェック!

スレート屋根の塗装は縁切りをしないと雨漏りしてしまいます。昔は縁切りが必要なことを知らない業者もいましたが、今ではだいぶ認知されてほとんどの屋根に縁切りがされています。

 

しかし、中には縁切りを省く業者もいますのでご注意ください。

 

屋根塗装は足場を組みますから、工事を行うには高額な費用が掛かります。せっかく工事をするのですからトラブルなんて起こしたくありません。ましてや雨漏りなんてしてしまったら出費だけでなく、建物の寿命を縮めてしまう恐れがあります。

 

ですから、手抜きされないためにも以下の対策を行い、ちゃんと縁切りを行なってもらうようにしましょう。

 

【手抜きを防ぐ対策】

・見積もりをよく確認し、業者から詳しく説明をもらう

・施工写真をもらう

 

現在では縁切りをタスペーサーという部材を使用して行っています。カッターで塗膜を切り込むような手作業ではなく、タスペーサーを屋根材に差し込むだけなので、施工時間が短縮され、縁切りの精度も高くなっています。

 

タスペーサーについてはこちらの「タスペーサーの重要性 ~雨漏りから屋根を守る、タスペーサーとは」で解説しております。これから屋根塗装をお考えの方は、ぜひこちらもご覧になってください。

 

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  • 労働安全衛生法による技能講習終了
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